よくいただくご質問と回答

塗料について

無機塗料とフッ素塗料はどちらが優れていますか?

どちらも優れた塗料ですが、それぞれ得意分野があります。

●無機塗料は紫外線に強く長持ちしますが、塗膜が硬いため、揺れの多い場所では割れやすいことがあります。

●フッ素塗料は汚れにくく雨で洗い流されやすいのが特徴ですが、静電気で排気ガスなどが付着しやすいこともあります。

お住まいの環境や立地によって適材適所がございますので、屋根は無機、外壁はフッ素というように組み合わせることも多いです。

\ 1分で解説! /

無機塗料とフッ素塗料はどっちが良い?特徴と使い分けを解説します

こんにちは、共栄塗装店の橋本です。

最近、お客様から専門的なご質問をいただくことが増えてきました。

その中でも特によくいただくのが、

「無機塗料とフッ素塗料は、どちらが優れているんですか?」

というご質問です。

どちらも高性能な塗料ですが、実はそれぞれ全く違う特徴を持っています。

今日はその違いについて、できるだけ分かりやすくお話しします。


■ 無機塗料は“焼き物のような強さ”が魅力

無機塗料は、簡単に言うと瓦や陶器のような性質を持つ塗料です。

  ●紫外線に非常に強い

  ●劣化がゆっくりで長持ち

  ●色あせしにくい

こうした特徴から、屋根や日当たりの強い外壁にとても強い塗料です。

ただ一方で、塗膜が硬いという性質があります。

そのため、家が揺れやすい地域(交通量が多い道路沿い・地盤が柔らかい地域など)では、ひび割れが起きる可能性があるので注意が必要です。


■ フッ素塗料は“汚れが落ちやすい”のが魅力

フッ素塗料は、汚れがつきにくいフライパンのコーティングのようなイメージです。

  ●汚れにくい

  ●雨で汚れが落ちやすい(セルフクリーニング性)

  ●外壁がきれいに保ちやすい

こちらは「美観を長持ちさせたい方」に向いている塗料です。

ただし、フッ素塗料は静電気を帯びやすいため、

  ●工場が近い

  ●交通量が多い道路沿い

  ●排ガスの汚れが多いエリア

こうした環境の場合、汚れがつきやすくなるケースもあります。


■ どちらが優れているかではなく「適材適所」が大切

無機塗料とフッ素塗料、どちらも優れた塗料です。

大事なのは、

“家の環境に合わせて使い分けること”

です。

例えば、

  ●屋根 → 紫外線に最強の無機塗料

  ●外壁 → 汚れがつきにくいフッ素塗料

こうしたように、同じ建物の中でも部位によって適した塗料が違うこともあります。

現場をよく見たうえで、最適な塗料をご提案するのが私の役目です。


■ まとめ

  ●無機塗料 → 紫外線にとても強く長持ち。ただし硬い性質で揺れに弱いことも。

  ●フッ素塗料 → 汚れにくく、きれいを維持しやすい。ただし静電気で汚れを引き寄せることも。

  ●大切なのは“どっちが優れているか”より、家の環境に合わせて選ぶこと。

迷われたときは、遠慮なくご相談ください。

お家の状態をしっかり見たうえで、最も長持ちする組み合わせをご提案します。

それでは、今日も皆様が良い一日を過ごせますように。

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