日本瓦の塗装は必要？プロが正直に答えます

こんにちは、共栄塗装店の橋本です。

本日は、「日本瓦の塗装は必要なのか？」というご質問にお答えしたいと思います。

■ そもそも日本瓦とは？

日本瓦は、昔から日本の建物に使われてきた和風住宅にとてもよく合う屋根材 です。

見た目に趣があり、耐久性も高く、いまでも多くのご家庭で使われています。

ただし、昔から「日本瓦を塗装しませんか？」と営業する業者もいて、実際に塗装されてしまった瓦を見ることがあります。

先日もお客様から、

「営業に来た業者さんが“塗装すれば長持ちしますよ”と言っていたけど、本当に必要？」

というご相談をいただきました。

■ 結論：日本瓦の塗装は必要ありません！

はっきり言います。

日本瓦の塗装は不要です。

そして、

塗装してもすぐ剥がれてしまうため、お金の無駄になってしまう可能性が高いです。

その理由を説明します。

■ なぜ日本瓦の塗装が不要なのか？

① 塗料が密着しない

日本瓦は塗料を吸い込まないので、塗膜が表面に乗るだけ の状態になります。

そのため、

　　●密着力が弱い

　　●ちょっとした日差しや雨で剥がれる

という問題が起こります。

② 一夏で剥がれるケースも

実際に、塗装された日本瓦は

　　●夏の日差し

　　●雨風

この組み合わせで 1年も持たない ことが多いです。

剥がれてしまえば、

　　●見た目が悪くなる

　　●再度塗装 → また剥がれる

という悪循環になります。

③ 劣化の種類が塗装では直らない

日本瓦の劣化は

　　●ひび割れ

　　●弾ける

　　●割れて欠ける

といった “構造的な劣化” が中心です。

塗装ではこれらを防ぐことはできません。

塗装は根本解決にならない のです。

■ 営業で「塗装できますよ」と言われたら？

訪問営業でよく聞くセリフは、

　　●「塗装すれば長持ちしますよ！」

　　●「キレイになりますよ！」

　　●「今のままだと劣化しますよ！」

ですが、

日本瓦に塗装は効果がなく、剥がれるだけ。

はっきり言って、契約しないのが正解 です。

■ まとめ

　　●日本瓦に塗装は不要

　　●塗ってもすぐ剥がれるため費用対効果が悪い

　　●根本的な劣化は塗装では直せない

　　●“日本瓦を塗りましょう”という営業トークには注意

日本瓦のメンテナンスで迷ったら、まずは 瓦の割れやズレのチェック が正しいアプローチです。

気になる点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

それでは、本日も皆さま、良い一日をお過ごしください。