足場なしで塗装はできる？プロが断言します

こんにちは、共栄塗装店の橋本です。

お客様からときどき「足場を組まずに塗装できないの？」というご質問をいただきます。

特にご年配のお客様から伺うことが多い印象ですが、結論としては、

❌ 足場なしでの外壁・屋根塗装はできません。

これは「安全だから」という単純な理由だけではありません。

足場は“仕上がりの品質”にも直結する大切な設備です。

◆ ① 足場がないと、飛散トラブルが必ず起きる

外壁塗装では、

　　●高圧洗浄の水しぶき（泥水）

　　●ローラーや吹き付けの塗料の飛沫

これらが必ず発生します。

足場があることで、養生シートを隙間なく張り、水や塗料が飛び散らないようにできる のです。

足場がなければ、確実に、

　　●隣家の壁を汚す

　　●車に塗料が飛ぶ

　　●玄関や窓が泥水で汚れる

といったトラブルが起こります。

◆ ② はしご・脚立では作業効率が極端に悪い

「はしごでできるんじゃないの？」と言われることもあります。

しかし、はしご作業は、

　　●作業ごとに位置を変える必要がある

　　●片手で身体を支えながら片手で作業する形になる

　　●水洗い・ケレン・下塗り・中塗り・上塗りすべてが非効率

　　●時間が倍以上かかる

　　●仕上がり精度が落ちる

という問題が起きます。

結果として、足場を省いて節約するつもりが、作業時間が増えて逆に高くつくという状況になります。

◆ ③ 足場設置は “法律で義務化” されています

そもそも外壁塗装では、2m以上の高所作業は足場の設置が義務 です。

これは「職人の安全のため」だけでなく、「お客様の住宅と周囲への安全確保」のためでもあります。

◆ まとめ

　　●足場なしでは安全性も品質も確保できない

　　●はしご作業は効率が悪く、むしろ高くつくことが多い

　　●足場設置は法律で義務付けられている

安心して良い仕上がりをお届けするためにも、どうか足場の必要性をご理解いただければ嬉しく思います。

それでは、今日も良い一日をお過ごしください。