雨の日に外壁塗装はできる？プロが判断基準を解説します

こんにちは、共栄塗装店の橋本です。

お客様からよくいただくご質問のひとつに、「雨の日でも外壁塗装はできるの？」というものがあります。

結論としては、湿度が85％を超えると塗装は避けるべき です。

◆ ① 湿度85％が一つの基準になる理由

湿度が高いと、塗料が適切に乾きません。

　　●塗膜が白く濁る（白ボケ）

　　●表面が粉っぽく仕上がる

　　●密着不良が起きる

といった 仕上がりのトラブル が発生しやすくなるためです。

そのため、

湿度85％以上 → 基本的に塗装NG

これが業界の大きな基準になっています。

◆ ② 「どれくらい雨が降ったらダメ？」は条件によって変わる

湿度は 前日の天候で大きく変わります。

　　●前日が晴れ → 地面が乾く → 湿度は低くなりがち

　　●前日が雨 → 地面・外壁が湿っている → 湿度は高くなりやすい

そのため、「何時間雨が降ったら85％を超えるか」は、一概に言えません。

ただ私の経験上は、

✔ 短い通り雨

→ 外壁が乾いていれば塗装できる場合あり

✔ 強めの雨が2～3時間続く

→ 雨が止んでも塗装は避けるべき
（外壁内部に湿気が残っているため）

という判断基準で動いています。

◆ ③ 雨の日に塗装するリスク

雨の日に無理に塗ると、下記のような問題が起こります。

　　●油性塗料が白く濁る（白ボケ）

　　●カサカサした仕上がりになる

　　●再塗装が必要になる

　　●やり直しても完全に元に戻らない場合がある

さらに、

雨の中で職人が塗装している姿を見て
「本当に大丈夫なのかな…？」と不安になるお客様が多い

という心理面の影響もあります。

◆ ④ 私の判断方針：雨の日は無理に作業しません

外壁塗装は安い工事ではありませんし、10年以上持たせるための大切な工事です。

そのため私は、

仕上がり・品質・お客様の安心感を守るため、雨の日の作業は中止にします。

無理に進めるメリットは一つもありません。

■ まとめ

　　●湿度85％を超えると塗装は基本的に不可

　　●短い通り雨なら可能な場合もある

　　●強めの雨が2～3時間続いた後は塗装NG

　　●雨の日の塗装は品質トラブルの原因になる

安心して工事をお任せいただくため、天候を慎重に見極めて判断しています。

それでは、本日も良い一日をお過ごしください。