雨漏りは“とりあえず補修”が一番危険。原因特定を最優先すべき理由を解説します。

こんにちは、共栄塗装店の橋本です。

先日、雨漏りでお困りのお客様からご相談をいただきました。

最初のご連絡では雨漏りのことを伺っていなかったため、まずは私一人で現場を確認し、「ここが怪しいな」という原因候補の目星 はつきました。

ただ、雨漏りはとても繊細な問題のため、より確実な判断を行うために 防水の専門業者さんと二人で再調査 を行いました。

その結果、「おそらくここが原因だろう」 という箇所は見えたものの、すぐに工事に入るのは正しい判断ではありません。

◆ 雨漏り工事は“原因の特定”が最優先

雨漏りは、目に見える症状と原因が一致しないことがよくあります。

そのため、原因を正確に突き止めないまま工事をすると、逆効果になることがあります。

◆ なぜ慎重でないと危険なのか？

雨漏りの工事は、間違った判断をすると状況が悪化するリスクが高いです。

たとえば：

● ① 間違った箇所を塞ぐと雨水の逃げ場がなくなり、逆に広がる

不要な場所にコーキングをしてしまうと、水が本来流れるべき経路が塞がれ、別の場所から大量の雨水が入り込むケース があります。

● ② 見た目の問題箇所を直しても、根本原因が別の場所にある場合が多い

目に入るひび割れを直しても、実際の侵入口は

　　●屋根の取り合い

　　●外壁のつなぎ目

　　●サッシの裏側

など、全く別の場所 であることが珍しくありません。

結果として、工事をしたのに雨漏りが止まらないという事態になります。

◆ だからこそ、まずは“確かな調査”が重要

焦って工事をしてしまうと、本来必要なかった費用までかかることになりかねません。

雨漏り工事は「とりあえず補修」ではなく、原因特定 → 最適な工事内容の決定 が必須です。

◆ 弊社が実際に行っている対応

共栄塗装店では、

　　●原因が不明確なまま工事に入らない

　　●必要に応じて防水専門業者と共同で調査

　　●原因を特定してから最適な工事内容をご提案

という手順を徹底しています。

今回のお客様にも、原因をしっかり特定した上で、後日改めてお見積りをご提案する予定です。

◆ まとめ

　　●雨漏り工事は”原因特定”が最重要

　　●誤った補修は雨漏りを悪化させる恐れがある

　　●焦らず慎重に調査してから工事を決めることが大切

　　●正確な調査をしてくれる業者に依頼するのが安心

雨漏りは焦る気持ちが強い分、間違った判断をしてしまいがちです。

お困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。

丁寧に調査を行い、最適な解決方法をご提案いたします。